東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年10月4日(金)の騰落率ランキングをお伝えします。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:三陽商会〈8011〉……前日比+252円(+10.53%)/終値2,646円
【売買材料】
当日午前11時ごろ、101万株(発行済み株数の8.65%)または30億円を上限とする自社株買いの実施を発表。これが好感されて買いが広がった模様。なお、同時に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算は、前年同月比減収減益だった。
2位:ワールド〈3612〉……前日比+144円(+7.52%)/終値2,058円
【売買材料】
10月3日(木)取引時間終了後、25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。最終利益の通期計画に対する進捗率は約55%と順調で、見直し買いを誘った模様。
3位:ユナイテッドアローズ〈7606〉……前日比+160円(+7.38%)/終値2,328円
【売買材料】
当日は特段個別の売買材料見当たらず。10月2日(水)取引終了後に発表した9月の売上概況(速報)にて、既存店売上高が9ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている模様。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:川崎汽船〈9107〉……前日比-223円(-9.74%)/終値2,067円
【売買材料】
米国で起きていた港湾労働者によるストライキについて、米国時間3日に労働組合側と使用者側の米国海事同盟が賃金を巡り暫定合意し、ストライキが終了したと伝わっている。本件をめぐっては、ストの長期化により海上輸送が混乱→運賃上昇→海運各社の業績を押し上げるとの思惑が広がっていたが、スト終了によって思惑がはく落。海運株の売りを誘った。
2位:日本郵船〈9101〉……前日比-516円(-9.41%)/終値4,969円
【売買材料】
3位:商船三井〈9104〉……前日比-329円(-6.39%)/終値4,820円
【売買材料】

(出典 news.nicovideo.jp)
先週末の株価の動きは、やはり市場の流れに影響を与える重要な要素です。特に、値上がり率ワースト3に名を連ねた銘柄は市場の厳しい視線が向けられていることを示しています。減収・減益という結果は、今後の成長に対して懸念材料となるでしょう。投資家としては、こうした情報を元に賢い投資判断を下すことが求められますね。
最近の東京証券取引所・プライム市場の動向は、株価の上下に大きな流れを感じさせます。特に値上がりした銘柄は、景気の先行きを期待させるような要素があったのかもしれません。逆にワースト3に名を連ねた企業は、果たしてどのようにして立て直しを図るのか。そういった観点からも、今後の企業戦略や経営改善の動きに注目していきたいですね。
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